パッシブ冷暖の工事
夏と冬の相反する気温に対して、建てる時にしか出来ないパッシブデザインと建物の断熱性能を高くする事で、いずれ交換が必要な冷暖房システムをミニマムで最適なパッシブ冷暖を採用します、このシステムを採用するためには、断熱性能、夏の日射遮蔽性能、冬の日射取得性能を一定のレベルにすることが条件となります。
写真は壁から冷気を出すダクトとファンボックスです。この夏は楽しみです。
家づくりを考えている「自然」が好きなあなたへ向けた小冊子ができました
これまでパッシブデザインのお話はよくしてきましたが、この度、パッシブ技術に特化した冊子は存在していなかったため、出来るだけ文字を減らしイラストや写真を沢山入れたA410ページの冊子を作りました。いきなり「パッシブ」ですといっても、多くのお客さんには伝え難く、せっかくの技術を伝えきれていないところがありました。
これをツールにしっかりお伝えしようと思います。
自宅へインプラス(内窓)を付けた室温変化計測結果
以前のブログでもお知らせしましたが、住宅ストック支援事業で補助金が出るという動機で、自宅のリビング(10帖)の南側腰窓(W=2.600H=1.4004本引違い)と西側掃き出し窓(W=1.650H=2.200) の二カ所へ昨年12月28日に内窓を設置しました。
設置前の12月中旬、リビングピアノ上へサーモレコーダーを設置し、設置前の温度を計測、今月上旬には設置後の温度を計測しました。元々5mm透明ガラスしか入っていないところへ、今回はインプラスLow-E復層断熱ガラスを施工しました。計測結果は一概には言えませんが、同程度の外気温と比較すると、3°C以上の差が出るようです、体感的にもその違いは明らかです。あと遮音性も格段に高くなりました。これで自信をもってお客様にお勧め出来るようになりました。
上が設置前(外気温-3°の時室温は7.5°)下は設置後(外気温-3°の時室温は10.6°)
「パッシブ」を伝える冊子が完成しました
この度、以前から作りたかった「パッシブを伝える」冊子をつくりました。A3版2つ折りで3枚使いなので表紙まで数えるとA4サイズで11ページです。内容はパッシブの意味と意義や、断熱、日射遮蔽、自然風利用、昼光利用と日射熱暖房の設計項目を、それぞれ大きめの手書きフォントによる簡単な説明文と、写真とイラストでの構成となりました。
今までは、来社して頂いたお客様には、A4サイズでの説明用しかありませんでしたが、これで従来のコンンセプトブックとは別にお持ち帰り用として完成しました。
これでしっかり伝わると思います。
パッシブ冷暖
パッシブデザインを駆使した住宅へ、その暖かさや涼しさを得る事の出来る暖冷房システムです、単なる床下エアコンとは違い、フローデザイナーというシュミレーションソフトで風の流れ(気流)や熱の移動をシュミレーションします。
小さなエネルギーで「暑い夏はひややか」に涼しく、「寒い冬の日はほんわか」と暖かく出来るシステムです。
今年もありがとうございました
本年中は格別のお引き立てを賜り、誠に有り難く厚く御礼申し上げます
来る年の皆様のご健勝をご多幸をお祈り申し上げます