くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

グーグルスケッチアップで基本計画を作成

山梨県は日照条件も良好な事や、比較的広い土地での建築も目立つことから近隣の家の影響など考慮することはあるものの、都内などに比べ著しく不利な敷地条件は少ないように思います。

今回計画している平屋の家では、近隣に3階建てや2階建などが立ち並んでおり、方位は良いものの、日照や通風といった自然利用には難がある土地です。

ここで活躍するのが「グーグルスケッチアップ」です。その精度はかなり高いものがあります。事前に日照が、しかも簡単に検討できるツールです。屋根形状の検討や開口部の検討など大いに重宝します。

f:id:seizoito:20170512082126j:plain

ジョリパットでエンシェント仕上げ

外壁仕上げ工事です。この外壁はモルタル下地の上、アイカ工業のジョリアパットです。左官屋さんが鏝で仕上げる「エンシェントブリック」という仕上げ方法です。屋根は平瓦と、建物のテイストは現代和風となっています。こうした仕上げは「味」があります。

f:id:seizoito:20170414112422j:plain

パッシブ冷暖の工事

夏と冬の相反する気温に対して、建てる時にしか出来ないパッシブデザインと建物の断熱性能を高くする事で、いずれ交換が必要な冷暖房システムをミニマムで最適なパッシブ冷暖を採用します、このシステムを採用するためには、断熱性能、夏の日射遮蔽性能、冬の日射取得性能を一定のレベルにすることが条件となります。

写真は壁から冷気を出すダクトとファンボックスです。この夏は楽しみです。

f:id:seizoito:20170408174758j:plain

f:id:seizoito:20170408174801j:plain

 

家づくりを考えている「自然」が好きなあなたへ向けた小冊子ができました

これまでパッシブデザインのお話はよくしてきましたが、この度、パッシブ技術に特化した冊子は存在していなかったため、出来るだけ文字を減らしイラストや写真を沢山入れたA410ページの冊子を作りました。いきなり「パッシブ」ですといっても、多くのお客さんには伝え難く、せっかくの技術を伝えきれていないところがありました。

これをツールにしっかりお伝えしようと思います。

f:id:seizoito:20170217102410j:plain

自宅へインプラス(内窓)を付けた室温変化計測結果

以前のブログでもお知らせしましたが、住宅ストック支援事業で補助金が出るという動機で、自宅のリビング(10帖)の南側腰窓(W=2.600H=1.4004本引違い)と西側掃き出し窓(W=1.650H=2.200) の二カ所へ昨年12月28日に内窓を設置しました。

設置前の12月中旬、リビングピアノ上へサーモレコーダーを設置し、設置前の温度を計測、今月上旬には設置後の温度を計測しました。元々5mm透明ガラスしか入っていないところへ、今回はインプラスLow-E復層断熱ガラスを施工しました。計測結果は一概には言えませんが、同程度の外気温と比較すると、3°C以上の差が出るようです、体感的にもその違いは明らかです。あと遮音性も格段に高くなりました。これで自信をもってお客様にお勧め出来るようになりました。

上が設置前(外気温-3°の時室温は7.5°)下は設置後(外気温-3°の時室温は10.6°)

f:id:seizoito:20170214182918j:plain

f:id:seizoito:20170214182923j:plain