くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

頂側窓(ちょうそくまど)の効果

ダイニングからキッチン空間を撮影しました。南側には高さ2.200×幅2.600の掃き出し窓から勾配天井とした先には、頂側窓(ちょうそくまど)を計画してあります。右片方はFIXとし、左側へはチェーン式開閉のすべり出し窓を設置しました。やわらかな北側採光の取り込みと、ゆるやかに抜ける立体通風を考慮しました。これがパッシブデザインの「昼光利用」と「通風」の要素です。

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パッシブデザインプロセス認証制度(PassDeC)

一昨年よりパッシブデザイン協議会(代表理事 野池政宏氏)では、それまで曖昧だった「パッシブデザイン技術」を「見える化」する認証制度を設けています。これは建物に対する認証と、こうしたことに真摯に取り組んでいる事業者に対する認証制度です。今回は適切なプロセスを経てパッシブデザインが行われた物件であることを認証する「プロセス認証」を取得しました。見れば一枚の認証書にすぎませんが、これを頂くには、設計の考え方やパッシブデザインの要素はいかに考えたか、日照の検討、室温設定、日射量、パッシブソーラーエリアの設定、窓面積の検討、や目標Q値など、またその添付資料など結構なボリュームとなります、しかしここまできちんと行うことは、これからの家づくりには欠かせないファクターとなります。(これで2物件目です。来週3物件目を提出します)

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夜景での撮影

昨年6月にお引き渡しをした「増坪の家」の植栽工事が終了したのを受け、プロカメラマンを連れて夜景の撮影へ行ってきました。昨日は風も強い一日でしたが、夕方18:00より19:20までの夕闇をバックに撮影しました。やはり昼間で植栽もない写真よりはるかに見応えがあります。この写真は私のカメラで撮りましたが、カメラマンの写真は後日アップしますのでお待ち下さい。

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社屋入口のツツジ

この季節は新緑や季節の花々が咲く、四季の中でも清々しい季節となりました。

写真は社屋の入口に咲いたピンクの色も鮮やかなツツジです。バックに写っている無機質なコンクリートとも相性が良さそうです。

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グーグルスケッチアップで基本計画を作成

山梨県は日照条件も良好な事や、比較的広い土地での建築も目立つことから近隣の家の影響など考慮することはあるものの、都内などに比べ著しく不利な敷地条件は少ないように思います。

今回計画している平屋の家では、近隣に3階建てや2階建などが立ち並んでおり、方位は良いものの、日照や通風といった自然利用には難がある土地です。

ここで活躍するのが「グーグルスケッチアップ」です。その精度はかなり高いものがあります。事前に日照が、しかも簡単に検討できるツールです。屋根形状の検討や開口部の検討など大いに重宝します。

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