耐震等級3以外で建築する理由はない
熊本地震における木造住宅の「建築時期別の損傷比率表」を、一般社団法人くまもと型住宅生産者連合会さんが作成されました。
少々見難いかもしれませんが、家の損傷イメージを、倒壊から無被害まで左から壊れた状況を表しています。
旧耐震基準はもちろん、新耐震基準であっても一部倒壊が見られるものの、耐震等級3であればランクの高い倒壊はなかったことを表しています。
大きな地震により被害があれば、住宅ローンの残債や補修費用など多くの費用が発生するばかりか、仮にその補修だけで済む被害に対する工事も、その時点では地域の工務店には依頼が多数あり、完全に補修が終わるのも数年先となる場合が簡単に予想されます。
長期優良住宅の審査基準では、耐震等級は2で良いとされています。耐震等級3であった場合、無被害や一部損壊のみで大事な命や財産は守ることができたという「証」です。この現実を見て、耐震等級3以外で建築する理由は見つかりません。
ここは「人生を左右する肝」の大事な部分です。