くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

サーモカメラで

私が自立循環型住宅研究会関東支部にお世話になって早7年目を迎えました。なるべくして温熱環境には関心が高まっていましたが、この度、サーモカメラを購入しました。

この購入にあたってはは、グラスウールなどの断熱材の施工精度を上げることを一番の目的としました。

木造で充填断熱などの場合、木部分の熱橋(ねっきょう)以外において、エネルギーロスを限りなくなくす事により、より快適な住環境をつくるための「工事の質」の向上を目指すところにあります。

このカメラでは、壁の中の漏水もわかる「優れもの」です。

f:id:seizoito:20171209181537p:plainメラでは

グーグルスケッチアップと実物の検証

建築物の日照(日当り)を確認出来るフリーソフトの「グーグルスケッチアップ」で設計時に検証したものと、実際に建築したものとを比較してみました。

今年3月時、基本設計時に行ったリビングのスケッチアップです(上の写真)。実際のもの(下の写真)とどれだけの誤差があるかと思い、確認したところ、ほぼ予測通りの結果となりました。日射取得を上手に計画することを考える時、役に立つツールの一つです。建築設計においては「予測」は大事なファクターとなります。

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自立循環型住宅研究会関東ゼミ

今週11日、水道橋において、自立循環型住宅研究会関東ゼミが行われました。
今年最終回となる今回は、4人による事例発表です。
私は、「2017年夏を測る、パッシブ冷暖デビュー作品」として30分ほどお話させて頂きました。
(パッシブ冷暖とは、床下エアコンです)
これは自身が設計した物件で、温湿度を計測し、お施主様の感想やその効果などを発表しました。
参加者の皆様の多くは、関東近辺の工務店さん、設計事務所さん、建材メーカーさんです。
他の発表者さんはじめ、参加された皆様には大変お疲れ様でした。

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頂側窓(ちょうそくまど)の効果

ダイニングからキッチン空間を撮影しました。南側には高さ2.200×幅2.600の掃き出し窓から勾配天井とした先には、頂側窓(ちょうそくまど)を計画してあります。右片方はFIXとし、左側へはチェーン式開閉のすべり出し窓を設置しました。やわらかな北側採光の取り込みと、ゆるやかに抜ける立体通風を考慮しました。これがパッシブデザインの「昼光利用」と「通風」の要素です。

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