くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

スウェーデン式サウンディング試験

地盤調査では、地盤の硬軟や盛土・埋戻し土の状況、地層の構成を調べています。一

 スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)とは、先端にドリル状の部品(スクリューポイント)がついた鉄の棒(ロッド)を地中にねじ込んで地盤の強度を測定します。地質調査というとボーリング調査(標準貫入試験)を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボーリング調査には多くの費用がかかります。スウェーデン式サウンディング試験は、 地盤調査の方法としては低コストで簡易的な部類に含まれており、戸建住宅の地盤調査で主に使用されています。

スウェーデン式サウンディング試験といわれる由来は、1917年に北欧スウェーデン国有鉄道により、路盤調査をするための方法として採用されていたことが始まりです。北欧諸国でさまざまな建築に用いられるようになり、日本では1950年代前半に当時の建設省が堤防の調査へ導入したことがきっかけで普及しました。また、スウェーデン式サウンディング試験の頭文字を取り「SWS試験」「SS試験」と呼ばれることもあります。

写真は先日甲府市内で行われた地盤調査の状況です。

住宅の新築時に先立ち、最初に行われる大事な作業です。

f:id:seizoito:20211217075910j:plain