パッシブデザインを考える
夏至は6月後半。
よくパッシブデザインの世界ではよく使われる「夏至」ですが、日本の夏の一番暑い日は概ね8月上旬を基本に考えます。
庇の出寸法を考える時、太陽高度が一番高い夏至ではなくて7月後半から8月上旬の太陽高度(角度)を考慮して考えるのが妥当です。
12月下旬の冬至もそうですが、もっと寒いのは1月後半から2月です。日射がリビング奥までたっぷり入る冬至からおよそ40日後が一番寒い時期と重なります。軒の出の設定は夏至よりも高い太陽高度で考えます。
風などに比べて太陽の動きは一定でシュミレーションもしやすいですので、最も取り入れやすい自然エネルギーです。
エコに暮らす工夫は、こうした小さなことから始まります。