くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

家の外壁

木造建築の場合、昭和の時代では左官屋さんがモルタル刷毛引き仕上げの上、塗装屋さんがアクリルリシンなどを吹き付けしたものが一般的でした。

その後、15mm程度のサイディングが主流となり現在に至ります。

本物のタイルを外壁に施工するケースもありますが、住宅では「稀」となっています。

一般にハウスメーカーさんではこのサイディングを使った施工が多く見受けられますが、どれも画一化され、余程高価で性能の良い外壁以外はあまり見応えはないのが実情です。

当社ではここ数年はKmew(ケイミュー)アートウオールの施工が多く、カラーバリエーションも豊富であることから、多くの施工を行っています。

この外壁はメーカー責任施工となっており、防水紙施工から仕上げまでを一貫として行っています。

仕上げテクスチャーも様々なパターンもあり、洋風和風、和洋折衷などどのような建物でも合わせることが可能です。

ご参考にどうぞ

http://inuico.com/hp/maker/kmew/pdf/KMEW_kabe_soshoku.pdf

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家の強さを計算する会社

SE構法は、優れた耐震性能を持ち、スキップフロアや広いリビングなど自由度の高い空間を作ることができます。強度が高く品質の安定した構造用集成材を柱・梁に使用。その柱と梁を専用のSE金物で剛接合したラーメン構造がSE構法です。さらに全棟に対して構造計算を行い、耐震性のチェックを行います。

体育館や武道館などのスポーツ施設、幼稚園や保育園などの教育施設、大型店舗など多くの大型木造建築物が建てられています。最近では、新国立競技場の屋根部分に木材を採用されるということで大きな話題にもなりました。
「SE構法」は、このような大規模な木造建築物の技術を住宅に応用するために開発された技術です。だから、大工さんが建てていた技術をベースとしている一般の在来木造工法とは構造に対する考え方が大きく異なります。
「勘」や「経験」のような人によって変わる不確定なものではなく、科学的に数値を裏付けとして開発された、まさに最先端の構造技術です。

当社ではこの耐震構造であるSE構法を標準採用しています。

https://www.ito-corp.com/pg193.html

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高断熱が健康を守る

 

建築と健康をテーマとした研究で有名な、近畿大学の岩前篤さんの論文かから紹介します。

平成14年以降、約35,000人を対象とした調査です。

新築の高断熱高気密住宅に引っ越した人を対象に行った健康調査で、主に30代〜40代の働き盛りの世代とそん子供である10代までの男女です。

気管支喘息アトピー性皮膚炎、関節炎、アレルギー性鼻炎など15の諸症状について引越し後の変化について尋ねた調査です。

この結果、大半にの症状について明らかな改善が見られます。特に断熱性の高い住宅へ引っ越した人ほど改善率が高くなっています。

咳や喉の痛み、手足の冷えなどに限らず、アトピー性皮膚炎など肌の悩みについても高断熱住宅への引越しで改善が見られます。

「高断熱が健康を守る」という事は、この結果から読み取れます。

諸説議論はありますが、甲府の5地域のQ値は少なくても1.8W/m2k程度にはしたいものです。

 

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シロアリ対策には「ホウ酸」

昨今、べた基礎の普及により、シロアリの被害は少なくなってきたと言われているが、木造住宅を長期的に守るためには、防蟻の施工が必要です。

最近ではより安全性が高く、対応年数の長いホウ酸系防蟻剤が注目を集めています。

日本の住宅の防蟻処理では、一般的に農薬系の薬剤が使われていますが薬剤の効果は5年で、定期的な施工が必須となっています。

特に、自然素材「ホウ酸」を利用した防蟻剤が人気を集めています。以前は公的な認定はありませんでしたが、2011年9月に、ホウ酸塩を主原料とする木材保存剤が日本木材保存協会の認定を受けました。

ホウ酸は、主に米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈で採掘される「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られています。

ホウ酸は鉱脈のほかにも、海水、淡水、岩石、すべての植物、土壌に存在する自然素材。安定した無機物なので、分解されず、揮発・蒸発することがないため、長期的な防蟻効果が期待できます。

アメリカなどでは、農薬系よりもホウ酸系の防蟻処理が一般的になっている。安全性が高いので、住みながら小屋裏から壁内、床下まで家全体を安心して施工ができるということで、ペットや小さい子供のいる家でも利用者が増えつつあります。

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介護リフォーム.com

このサイトは主に、高齢者の住宅改修を中心としたウェブサイトです。

介護保険が始まった平成12年4月から、介護保険を使った住宅改修を、これまでおよそ700件行ってきました。

介護保険の住宅改修の費目として、手すりの設置、段差の解消、ドアから引き戸へ、和式便器から洋便器の取り替え、床の滑り防止工事があります。

このサイトでは、場所別事例や物件事例など多くの事例写真を掲載しています。

また、事故などにより頚椎損傷となった方の改修事例もアップしてあります。

介護リフォーム.comの紹介パンフレットもダウンロード出来ます。

ぜひ、お立ち寄りください

 

「介護リフォーム.com」で検索して下さい

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計算ソフト

前回お話した省エネ基準適合の説明義務化については、当然の事ながら物件ごとに外皮計算が必要となります。

しかしお施主様にとってはUa値の0.5W/m2kなどと言われてもおそらくちんぷんかんぷんとなることが予想されますが、じっくり理屈を解き説明する義務があります。

当社では数年前から一棟一棟において外皮計算を行ってきました。使っているソフトは「エナジーZOO」といって外皮計算はもとより、光熱費計算、室温シュミレーター、結露判定などの計算ができるものです。

およそ35坪くらいの住宅であれば約90分程度で入力が可能であり、正確な結果が求められます。

こうしたツールはこれからは必須となります。

外皮計算ソフト(エナジーZOO)

https://energy-zoo.com

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省エネ基準適否 説明義務化

省エネ基準適否 説明義務化がスタートします 

これは2021年4月以降に設計を委託された住宅について、物件ごとに省エネ計算を実施し、省エネ基準への適否や対応策をお施主様に説明るることが、建築士の義務ととなる制度です。

私たち建築士は、より高い性能の省エネ住宅への対応力であり、さらに省エネだけでなく健康快適な住宅づくりのために精進しなくてはいけない時代となりました。

 

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