くもりのち晴れ

私たちは建築を通じ「安心と心地よさ」をお届けします。

家の温度と湿度を計測します

以前もお話ししましたが、1月より新築させて頂いた住宅へ、30分おきに温度湿度を計測するサーモレコーダーを設置してデーターを取っています。 ここまで一宮町、甲府市、長坂町、と富士河口湖町の4件まで終了しました。 データーはパソコンに取り込み、エク…

SE構法で建てる長期優良住宅その3

このタイトルでは、SE構法で建てた長期優良住宅の解説を交えながらお話ししていきます。 上今井の家をご紹介します。SE構法3階建です。屋根は栄四郎瓦ローマンLLの平板瓦とし、外壁はジョリパット吹き付け仕上げです。 玄関周りには木製の格子を設えて、モダ…

ファーストプレゼンテーション

ファーストプレゼンテーションにおいて、建物配置図、各階平面図とともに提出するものに、コンピューターグラフィックス(CG)があります。 図面だけのプレゼンと比較して、立体化させることにより、より建物イメージがしやすく、理解が早く正確に伝えること…

出版3周年を記念してOCHC(オンライン臨床研究大会)へ登壇します

この画像は1月31日(日)に開催される、オンライン臨床研究大会の登壇者紹介のスクリーンショットです。 私、伊東が3年前に共著させて頂いた「リハビリテーション×ライフ ~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~」 この本の出版3周…

室温と湿度を実測します。

室温と湿度を実測します。 住宅の新築設計段階では、以前紹介したエナジーZOOにて室温シュミレーションを毎回行います。 ここでは実際に建築した住宅にて、寒い時期と暑い時期の2回に分け、リビングや寝室、洗面室などにサーモレコーダー(計測器)を置き、3…

SE構法で建てる長期優良住宅その2

SE構法で建てる長期優良住宅 このタイトルでは、SE構法で建てた長期優良住宅の解説を交えながらお話ししていきます。 第二回目は「増坪の家」です 延べ面積は325m2の二世帯住宅です。外壁にはLIXILスクラッチタイルを全面に貼り、重厚感たっぷりに仕上げまし…

耐震等級は、構造計算された「耐震等級3」で建築しましょう

当社へおいで頂く皆様へ「日本の家を100%耐震に」をタイトルに、自作のパワーポイントで詳細に説明しています。 内容は以下です。 改めて日本は地震国であることを認識する 「ずっと安心して住める家」を目標とすること 熊本地震において、耐震等級3の家はど…

SE構法で建てる長期優良住宅その1

SE構法で建てる長期優良住宅 このタイトルでは、SE構法で建てた長期優良住宅の解説を交えながらお話ししていきます。 第一回目は「西条の家」です 延べ床面積は155m2で二階建です。特徴は(株)丸栄陶業ローマンLLの平板瓦にエンシェントブリック柄の外壁で…

屋根は瓦か金属か?

昨今、和風建築の減少に伴って瓦屋根を見かけることが少なくなって来たような気がします。 それにとって変わり普及してきたのがガルバリウム鋼板を使用した金属屋根です。一般に金属屋根は瓦屋根と違い、軽量で地震にも強いとされていますが、意匠を構成する…

ZOOM

コロナの影響により、現在ではウェブ会議ツールであるZOOMを使った会議や講習会などが増え、今では見慣れた光景となりました。 今後、この状況がいつまで続くのか不明です。 このZOOMは、講習会以外に共有画面などを使い、パワーポイントを使ったプレゼンや…

耐震等級3以外で建築する理由はない

熊本地震における木造住宅の「建築時期別の損傷比率表」を、一般社団法人くまもと型住宅生産者連合会さんが作成されました。 少々見難いかもしれませんが、家の損傷イメージを、倒壊から無被害まで左から壊れた状況を表しています。 旧耐震基準はもちろん、…

日射を取り込む手法

日照シュミレーションをした場合、冬のリビングにはどれだけ日射が入ってくるのだろうか?地獄のような夏の暑い日には太陽の日射が家の中へどれだけ入ってしまうのだろうか。分譲地だけど、隣の家の影はどう影響するのだろうか? もし隣に家が建つと我が家の…

「結露判定プログラム」

日に日に秋も深まり、そろそろ夜は暖房の出番という地域の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 暖房をつけると温度が上がるかわりに湿度が下がり、乾燥する。 乾燥を解消するのに加湿器を使うと、結露がひどくなる・・・ おうちの環境で、どれくらいの温…

パッシブデザインとは

パッシブデザインとは タダ(無料)の自然エネルギーを最大限に活用し、快適で質の高い室内 環境を実現しつつ、省エネ、エコまで考えていく建物本体の設計の工夫を言います。 パッシブデザイン「5つ」の設計項目 「断熱のデザイン」 冬のパッシブの基本 「日…

お客様の声インタビュー

新築したお客様が引っ越しをされ、数ヶ月〜1年程度経過したタイミングでインタビューを行い、お客様の承諾後ホームページに写真と共に掲載させていただいています。 主に、家を建築したきっかけや、家づくりを経験して感じた事、伊東工務店の対応や住んでみ…

室温シュミレーション

昨今、家の断熱性能や、日射取得性能などの要素を計算したデーターを使い、「家の室温変化」が一目でわかるソフトが存在します。 構造と同じく、家の温熱環境も大事な要素であり、設計段階からこうした温度を把握しながら基本となる計画を進めることが可能と…

熊本地震シュミレーション

2016年4月に発生した熊本地震では震度7が2回繰り返すという今までにない地震で、新耐震基準の木造住宅や耐震等級2の木造住宅でも倒壊したと報じられました。これらの木造住宅は構造計算でなく、壁量規定で建築された木造住宅です。SE構法は供給開始以来全20…

家の外壁

木造建築の場合、昭和の時代では左官屋さんがモルタル刷毛引き仕上げの上、塗装屋さんがアクリルリシンなどを吹き付けしたものが一般的でした。 その後、15mm程度のサイディングが主流となり現在に至ります。 本物のタイルを外壁に施工するケースもあります…

家の強さを計算する会社

SE構法は、優れた耐震性能を持ち、スキップフロアや広いリビングなど自由度の高い空間を作ることができます。強度が高く品質の安定した構造用集成材を柱・梁に使用。その柱と梁を専用のSE金物で剛接合したラーメン構造がSE構法です。さらに全棟に対して構造…

高断熱が健康を守る

建築と健康をテーマとした研究で有名な、近畿大学の岩前篤さんの論文かから紹介します。 平成14年以降、約35,000人を対象とした調査です。 新築の高断熱高気密住宅に引っ越した人を対象に行った健康調査で、主に30代〜40代の働き盛りの世代とそん子供である1…

シロアリ対策には「ホウ酸」

昨今、べた基礎の普及により、シロアリの被害は少なくなってきたと言われているが、木造住宅を長期的に守るためには、防蟻の施工が必要です。 最近ではより安全性が高く、対応年数の長いホウ酸系防蟻剤が注目を集めています。 日本の住宅の防蟻処理では、一…

介護リフォーム.com

このサイトは主に、高齢者の住宅改修を中心としたウェブサイトです。 介護保険が始まった平成12年4月から、介護保険を使った住宅改修を、これまでおよそ700件行ってきました。 介護保険の住宅改修の費目として、手すりの設置、段差の解消、ドアから引き戸へ…

計算ソフト

前回お話した省エネ基準適合の説明義務化については、当然の事ながら物件ごとに外皮計算が必要となります。 しかしお施主様にとってはUa値の0.5W/m2kなどと言われてもおそらくちんぷんかんぷんとなることが予想されますが、じっくり理屈を解き説明する義務が…

省エネ基準適否 説明義務化

省エネ基準適否 説明義務化がスタートします これは2021年4月以降に設計を委託された住宅について、物件ごとに省エネ計算を実施し、省エネ基準への適否や対応策をお施主様に説明るることが、建築士の義務ととなる制度です。 私たち建築士は、より高い性能の…

黒い家

「耐震性能」や「断熱性能」など、家づくりには欠かせない要素が沢山あります。 昨今では地震や自然災害に強い家づくりは優先順位の高いことの一つであり、断熱性能(温熱環境)も大事な要素であることも間違いありません。 一方で、耐震構法や断熱性能ばか…

SE構法の建て方

基礎工事が終了すると工程は木工事となります。土台を敷き、上棟となります。現在では外部足場を先行して安全に施工するのが一般的となりましたが、以前は外部足場なしで建て方を行ってきました。今考えるとかなり危険な作業です。 また、クレーンを使った建…

キッチンのパントリー

キッチンには、普段使われる様々な食材や食器などの台所用品が数多くあります。 昨今のシステムキッチンには、使いやすいシンクやIH熱源機器、食器洗い洗浄器等、作業効率を考えたキッチンがあります。 しかし、キッチン周りの収納には収まりきらない様々な…

頂側窓の効果

写真はリビングダイニングの高い位置に設けた頂側窓(ちょうそくまど)です。 主に、夏の時期の室内の排熱や、北側からの採光を期待した物です・ 寸法は、高さ300mm、幅は1.500mmとし、FIX(嵌め殺し窓)と、チェーン式開閉の外辷り出し窓の構成としました。 …

「リハビリテーションライフ 七つの常識』  

伊東が3人のセラピストと共に、一昨年の1月に出版した「暮らしのリノベーション」の書籍です。 この本は、熊本の理学療法士様より、山梨の作業療法士さんを通じて打診がありまして、約半年かけての執筆でした。 内容は、退院後の暮らしを「-マイナス(使い…

グーグルスケッチアップ

家づくりを考えた場合、計画している土地の形状や方位、また近隣の建物などにより「日照」もその影響を大きく受けます。 「日照は大事だ」と思っていても、一般的に中々掴み難い物があると思いますし、現実的には建ててみないとわからないと思っている方も多…